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クライアントに打合せ終了後、お茶に誘われた。
「○○ロールを食べに行こう。」
正直初めて聞いた名前だったが、
普段見慣れていたはずのその場所には、
新しい喫茶店とその外には平日の昼間にもかかわらず長蛇の列。
どうやら皆、○○ロールという名のケーキをテイクアウトで買うために並んでいるらしい。
30人以上はいるであろうその列の横を通り店内に入る。
ケーキを購入する訳ではないのであっさりと店に入ることができる。
これまたあっさりと目当ての○○ロールは目の前に現れ、自分の胃の中へ。
暫く談笑し、クライアントと別れた。
外にはあいかわらずの長蛇の列。
あれだけの異様な光景なので店側からしたら最高の広告媒体になっている。
ブランドが人を呼び、
人が人を呼び、噂がまた人を呼び、再び人が人を呼ぶ。
この繰り返しなのだろう。店側の勝利だ。
主役のケーキだが、たしかにうまかった。
あれはオススメ。